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転勤などで自宅を空き家にするときの注意点

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転勤などで自宅を空き家にするときの注意点

住宅を購入したものの、すぐには居住せずに空き家にしておくという人がいます。希望するエリアで、希望する条件の物件が売りに出たので購入しておいたものの、実際に居住するのは1年後や2年後というケースです。

また、海外赴任などの転勤で居住してきた自宅を長期間、空き家にするという人も多いですね。他にも、別荘やリゾートマンション、セカンドハウスは、普段からあまり使用されない人もいますし、なかには何年も使用していないという人もいます。

住宅診断(ホームインスペクション)

住宅を長期間、空き家にするときの注意点

長期間、空き家にしていく住宅に関しては、深く考えずに放置して問題化する事例も少なくないため、空き家にしておくときの注意点を理解しておくようにしましょう。

  • 空気の入れ替え(換気)
  • ライフライン、特に水道の使用
  • 建物の状態確認(カビ・雨漏り・いたずら)
  • 敷地内の状態確認(雑草・植栽の管理)
  • 郵便物
  • 他人の侵入

上記は長期にわたって住宅を空き家にしておくときの注意点の一覧です。これらについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

空気の入れ替え(換気)

建物を管理する上で基本的なことの1つに、空気の入れ替えがあります。建物内部の換気ですね。

建物は換気して空気の入れ替えをしておかないと、湿気が多くなり、カビが生じるなどの問題を引き起こすことがあります。居住している住宅であっても、屋根裏や床下の換気が不十分でカビや結露が生じてしまうことは非常によくあることです。

カビは繁殖して広がっていく可能性がありますし、結露は木材などの腐食や新たなカビを招く可能性もありますから、換気の重要性は認識して頂けるでしょう。

屋根裏や床下は換気口などによって十分に換気できておればよいのですが、空き家にした場合、室内(居住スペース)の換気ができなくなり、上記のような問題が起こす可能性があります。住宅によっては、24時間換気設備が付いており、これを作動させておくことで換気できますが、電気を契約して基本料金を支払い続ける必要があります。

できれば、定期的にご自身で換気する必要がありますが、無理な場合は近くに居住するご家族などにお願いしておくとよいでしょう。

ライフライン、特に水道の使用

空き家の管理で基本的なこととしてもう1つあります。それはライフラインに関することです。水道や電気、ガスなどは使用していないうちに、配管等の劣化が進んでしまうこともありますが、それよりも現実的に心配なことは水道の凍結や匂いの問題です。

特に寒冷地では、水道管の凍結のリスクが高く、屋外に水道管がむき出しになっているとより危険です。

排水管のU字トラップ

また、上の写真のように、排水管にはU字の部分に水が溜まる仕掛け(排水トラップ)があり、これにより匂いの逆流を防いでおりますが、水が乾燥などにより無くなってしまい、室内へ匂いが流れ込んできてしまうことがあります。水道を使用しておれば、普段からU字部分に水が溜まるのですが、長期間、使用しないと起こり得る問題です。

建物の状態確認(カビ・雨漏り・いたずら)

使用していなくとも建物は時間の経過や外部要因によって、状態が変化していくものです。前述の換気のところでも書きましたが、換気状況によってはカビや結露のリスクがありますし、雨漏りが生じて建物の劣化・腐朽を早めてしまうこともあります。

雨漏りの染み痕

また、大量に蜘蛛の巣が増えたり、害虫が多く集まったりしてしまっている住宅を見ることもありますが、不衛生ですね。ときには、誰かのいたずらで壁や門扉、塀などに落書きなどをされてしまっていることもあり、これらの問題は住宅が荒れていることを印象付けます。

そして、地震が生じた後には建物に何らかの影響が出ていないか、目視点検しておかないと悪影響があったかどうか把握することもできません。地震後の点検は、ご自身でできるものとしては、基礎や外壁のひび割れ、室内の壁・天井のひび割れの有無を確認することです。

ご自身の点検でひび割れやその他の異常の可能性を感じたときには、専門家へ住宅診断(ホームインスペクション)を依頼するとよいでしょう。

敷地内の状態確認(雑草・植栽の管理)

建物に続いて敷地内の状態の確認も怠ってはいけません。植栽が伸びて隣地へ越境してしまい、知らずに迷惑をかけていることがあり、転勤などから戻って使用するときには隣地との関係悪化という問題が待っているかもしれません。

また、庭の雑草が生い茂り、見た目で荒れた印象を与える住宅もあります。荒れた住宅の印象は、資産価値のマイナスにもなりますが、荒れが荒れを呼び、近所迷惑となることもあります。

郵便物

自宅などを空き家にしていても、郵便物が届くことは多いです。たまに届くどこかのショップなどからのDMなどは転送届をしていても転送されずにポストへ入れられることが多いです。

また、ポスティングされたチラシが溜まっている住宅を見かけることも多いですね。ポスティングするアルバイトの人は、空き家だろうと思っても、枚数を裁くために無理矢理に郵便受けにチラシを入れる人は多いです。

乱れた郵便受けは、誰の目にも空き家にしていることが明らかですね。

他人の侵入

空き家で心配しなくてはならないことの1つに、他人の侵入があります。犯罪の対象となったり、犯罪者の拠点になったりすることがあり、注意しなくてはいけない問題です。

見た目で空き家であることがわかりやすい住宅は、他人の侵入という点で危険です。郵便受けの溜まったDMやチラシもそうですが、雑草が伸びている庭、全く管理されていない植栽、軒などに見られる多くの蜘蛛の巣などは全て空き家であることを外部に示しているようなものです。

自分で、または家族の協力でしっかり自宅を管理

しばらく使用しない住宅(空き家)の管理の重要性を理解し、ご自身で、もしくはご家族などに協力してもらって、ここにあげた点に注意しながらしっかり管理してください。最近は、空き家の管理を代行する空き家管理サービスもありますから、そういったサービスも検討するとよいでしょう。

 

執筆者:専門家

 

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