シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

無料点検に注意!ホームインスペクション(住宅診断)で確認を

住宅の点検とホームインスペクション

住宅の無料点検を利用した人もいるでしょう。突然、自宅に無料点検の営業で来られたということもあれば、通りがかりで「外壁のひび割れが気になったので」「近所で工事しているものですが、屋根の痛みが見えたので教えてあげた方がいいと思って」などのように偶然を装うこともあります。

他にも、チラシで無料点検を謳っているサービスを申し込んだという人もいるかもしれません。

この無料点検商法(こう書くと悪い業者であることを前提としているように見えますが)は以前からあり、その被害者はいつになってもなくなりません。

「無料には必ずわけがある」という基本的なことはわかっているはずなのですが、引っかかるものですね。

以下、実例です。

アネストが中古住宅の購入前に住宅診断(ホームインスペクション)を行った住宅に対して、無料点検の業者が回ってきたそうです。アネストの診断結果では、大きな問題もなかったため、買主は安心して購入したそうです。

しかし、無料点検業者が床下へ潜ってみると、浴室付近の配管から漏水しているというのです。アネストが診断してから、1か月も経過していない時期にです。アネストが住宅診断(ホームインスペクション)をしたときは、水道を使用できたために排水テストを行い、かつ床下の調査(オプション)もご希望頂いていたので床下へ入って漏水していないことを確かめていたにも関わらず、漏水していると無料点検業は言ったそうです。

買主はアネストの診断に見落としがあったと考えて、強いクレームとなりました。

実際に排水試験をして床下の該当箇所で水漏れがないことを確認し、同じ箇所の写真(漏水していない写真)まであったため、お話を伺った時点で怪しいと感じました。

現地に確認に伺ったところ、やはり漏水などしていませんでした。

買主が無料点検業者にこのことを告げると、その後、連絡がなくなったとのことです。ペットボトルを用意しておき、床下で水を撒いて漏水と見せかけるというのは昔からある悪徳商法の手法ですが、そうであったかもしれません。

他の事例では、床下にシロアリ被害があると無料点検業者に言われたというケースです。このときも、買主は驚いてアネストにクレームを入れました。しかし、現地に確認へ行く手配をしたところ、買主から第三者が確認に来ると聞かされた無料点検業者は、突然「見間違えた」と言いだしたそうです。

こういった無料点検業者と同じような被害としては、リフォーム業者による点検や提案の問題があります。問題ない事象を大きな問題であるかのようにリフォームの施主に誤解させるような説明をして、不要な工事を受注しようとする事例があります。

リフォーム業者としては、工事金額を引き上げるために嘘をついていることがあるのです。

無料点検業者に見てもらったり、リフォーム業者に見てもらったりして、不信感をもったときには、利害関係のない第三者に住宅診断(ホームインスペクション)をしてもらうことで騙されずにすみます。

執筆者:専門家

○関連記事・コラム

○専門家に依頼するなら