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注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(1)

注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(1)

注文建築で家づくりをする人にとって、家づくりを考え始めた初期段階での大きな悩みの1つは、昔から変わっていません。

「どの建築会社で建てるか?」
「どのハウスメーカーで建てるか?」

という点です。

どの建築会社で家を建てるか?

建築会社(工務店)やハウスメーカーによって、構造や工法が異なり、また設計担当者によって提案されるプラン(間取りなど)も異なります。住宅の注文者(建築主や施主ともいう)であるあなたが希望する住宅の実現に向けて最大限、努力してくれる人、そうでない人など会社や担当者による影響も非常に大きいです。

ここでは、「どの建築会社(工務店)で建てるか?」「どのハウスメーカーで建てるか?」という点について、会社の規模に焦点をあててお話しします。

< 大手ハウスメーカー >

まず、だれもが知るような大手で有名な会社(大手ハウスメーカー)についてです。

大手ハウスメーカーは、会社にもよりますが、規格住宅とも呼ばれるものが主流です。間取りの配置や設備の選択などに関して、ある程度の自由はあるものの、何もかも自由にできるかといえばそうでもありません。決められた商品のなかから選択していく方式で、施主のこだわりを実現できないことも多いです。

建築費に関しては非常に高価格帯の住宅で、建物面積に対する坪単価が80万円を超えることも珍しくありません。大手ハウスメーカーの最大のデメリットと言えるところです。

最大のメリットは心理的な安心感だと言えます。大手で且つ有名であることは多くの人にとって安心感があるでしょう。但し、建築費が高い分、知名度への期待が大きいだけに営業担当者のミスや施工上のミス等があったときの落胆が大きくなる人もいます。

施工品質に関しては、工業化(工場生産)が進んでいることや管理体制の充実をアピールする営業担当者が多く、それにより品質が安定してよいと考えて発注する施主が多いです。しかし、工業化は建築コストを抑制する効果が高いものの、施工品質の良さを担保できるほどのものではありません。

全てを現場で職人が手作業するよりも職人の手作業の工程が減り、品質面でもプラス効果があるのは確かですが、欠陥問題がなくなっているわけではありません。また、施工ミスをなくすという意味では、現場の工事監理がきちんと行われている住宅の方が稀であり、営業担当者から説明を受けたほどの期待はしない方がよいでしょう。

それでも、この後に説明するローコスト系のハウスメーカーよりも品質がよいことが多いという事実は、全国で多くの新築住宅を検査してきたアネストの実績からも間違いありません。

建築中の新築注文住宅

< ローコスト系ハウスメーカー >

建売住宅(分譲住宅)の供給を主とする会社が注文住宅にも対応していることがあります。また、建売住宅はほとんど販売せず、ローコストを武器に注文住宅事業を主としている会社もあります。供給棟数が多く、大手と解釈できる会社もあります。

このローコスト系ハウスメーカーも、大手ハウスメーカーと同じく規格住宅と呼ばれるものが主流です。自由度が思ったほど高くないため、打合せを進める中で「それはできない」と言われることが多くて驚く人は非常に多いです。

大手ハウスメーカーであってもローコスト系ハウスメーカーであっても、そしてその他の建築会社であっても、法規制の関係でできないことであればやむを得ないことです。また、構造上、耐震性などの面で不利なプランになることを止められるのもやむを得ないことです。

しかし、ハウスメーカー側の都合でできないということに多く直面すると、「これが本当に注文住宅なのか?」と疑問を抱く人も少なくありません。注文建築といってもそれが現実なのかと思うことでしょう。ただ、この点については後で説明する中小規模の建築会社(工務店)を見てください。

ローコスト系ハウスメーカーの最大のメリットは、何といっても建築価格の安さです。坪単価が40万円台で家づくりができることも多いです。大手ハウスメーカーが80万円を超えることが多いことを思えば、半額程度ですから、大きなメリットです。

逆にデメリットなっているのは、ローコスト故の安心感の低さです。もちろん、施主によって受け止め方はいろいろですが、大手ハウスメーカーに比べて安心できない、信頼できないとの声は非常に多いのが現実です。

実際の施工品質の面でも、大手ハウスメーカーに比べて施工ミスが生じる現場が多く、アネストの住宅検査の実績からもこのことが証明されています。この点は考え方次第でもあり、信頼性が低くとも建築時に第三者検査を利用することで安心感を補う人も多いです。

「ローコスト住宅の建築 + 第三者の住宅検査」で低価格で安心感のある住宅を手に入れるという発想です。一般的には第三者の住宅検査費用を負担しても大手ハウスメーカーで建築するよりはるかに安く家づくりができるため、アネストにもローコスト住宅を選んだ人からの検査依頼は多いです。

注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(2)」へ続く。

執筆者:専門家

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