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注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(2)

注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(2)

注文住宅(家づくり)の建築会社選びのポイント(1)」の続きです。

但し、施工品質や欠陥工事対策という意味では第三者検査によって補うことができても、仕様・設備の差は埋められません。ローコスト系ハウスメーカーで選べる設備などの商品は、大手ハウスメーカーより劣ることが多いです。この点は会社によるのでよく見比べる必要がありますが、同じ会社でも企画商品(住宅)によっても異なるため、決断する前の比較が重要です。

もう1つ人的な質(対応の良し悪しや知識量、提案力など)が大手ハウスメーカーより劣ることが多いです。これは担当者次第であるため、どの担当者がつくかによって印象は大きく異なることでしょう。ローコスト系ハウスメーカーも、以前より施工品質・人的な質の両面で改善がみられる会社もあります。

< 中小規模の建築会社(工務店) >

最後に、中小規模の建築会社(工務店)です。ここに含まれる会社は、地位密着型であることが多いですが、会社によっては営業エリアが広いこともあります。フランチャイズ(FC)展開しているグループに入っていることもあれば、ボランタリーチェーン(VC)に入っていることもあります。

大手ハウスメーカーでもローコスト系ハウスメーカーでも、それぞれのグループに分類される会社を一概に評価するのは無理なものですが、この中小規模の建築会社(工務店)はまさに千差万別です。各社によって全く評価が異なるため、特徴をまとめるのも困難です。

たとえばプランの自由度の面では、「それはできない」が多い建築会社もあれば、施主の希望を実現するために常に工夫しようと努力する会社もあります。後者であれば、大手ハウスメーカーやローコスト系ハウスメーカーでは実現できない間取りや仕様を実現できる可能性がいくらでもあることが魅力です。

そして、施工品質の面では、品質管理や現場管理への意識が驚くほどに希薄でひどい住宅を建築してしまうことがあります。施工ミス、欠陥工事でよくもめている会社が多いです。一方で、品質に対する意識が非常に高く大手ハウスメーカーよりもはるかに信用できる会社もあります。

人的な対応の差も会社によって非常に大きいです。営業担当の対応だけではなく、現場の監督や職人への教育意識があるかどうかをはっきりと感じ取ることができるでしょう。

建築価格の面でも高いところから安いところまでいろいろです。住まいへのこだわりを実現したい人にとっては、中小規模の建築会社(工務店)で家づくりすることをお奨めしますが、このグループに分類される会社のなかから良い会社を選ぶ重要なポイントは、この建築価格です。

建築価格の安さをアピールしている会社の多くは、ここであげたマイナス面(自由度が低い・施工品質が悪い・人的な対応が悪い)のいずれか、もしくは全てに直面する確率が高いです。

家づくり中の住宅

< 家づくりで重要なポイント:建築コストの内訳 >

家づくりをするときに注意しておきたいこととして、家づくりのコストの構成を知っておくことをあげます。ここは非常に重要です。建築コストは、建築材料費と人件費が非常に多くの割合を占めます。ローコスト系ハウスメーカーはこの両方を削ります。大手ハウスメーカーも基本的にはそうですが、ローコスト系ハウスメーカーよりはそれぞれ高めです。

価格を落とすには、建築材料費か人件費のいずれか、もしくは両方を削ることが効果的です。中小規模建築会社(工務店)の場合、規模のメリットがないために建築材料費は削りづらいため、低価格を実現するためには人件費を削るのです。

人件費を削るということは従業員の個々の給与を安くしたり、下請けへの発注費を安くしたりという単純な話ではありません。家づくりに関わる人を減らすことで人件費を削ることが多いのです。

人を削ると必ず、どこかに問題が出てきます。たとえば、打合せに十分な時間を割けなかったり、工程の管理や工事監理(高品質の検査を含む)を十分に実施できなかったりという問題です。

建物のプラン、設備などの仕様やその時期による相場の変動(人材不足・資材の高騰など)、地域差などもあるため、どの価格帯が安心であるかは言えませんが、複数の会社から話を聞き、提案してもらい、見積りも提示してもらったうえで、他社よりも明らかに安い会社に対しては警戒心を持った方がよいでしょう。

各グループの評価を表にしてみました。表にして見るとどうしても、影響を受けすぎる人もいるかもしれませんが、評価の差をつけるためのマーキングであるため、軽い参考ぐらいに考えて見てください。

建築会社の比較表

※この評価は本サイトの独自見解に基づくものであり、各会社によって異なるため、絶対視せずに各社の展示場、会社訪問等の際によく説明を聞く等して慎重に判断してください。
※価格帯や施工品質に「×」評価があるのは、評価の差を明確にするためのものであり、評価が著しく低いことを示しているものではありません。

大手にするか、ローコスト系にするか、それとも中小規模の工務店にするか、迷うところですが、それぞれの特徴をみて考えてみてください。

執筆者:専門家

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