住宅購入時の諸費用

第三者のホームインスペクション(住宅診断・検査)の費用

住宅を購入したり、新築したりするときに、買主または施主が自らの意思で第三者の一級建築士などのホームインスペクターにホームインスペクション(住宅診断・検査)を依頼するときに必要な費用が、ここで説明する第三者のホームインスペクション(住宅診断・検査)の費用です。

買主または施主の意思で依頼するホームインスペクション

建物の施工不良・不具合の有無や劣化状態を確認するホームインスペクション(住宅診断や住宅検査とも言う)は、売主や建築会社が依頼することもありますが、買主や施主が依頼することもあります。

ここで説明しているのは、買主が施主が依頼するものが対象です。

買主や施主が依頼することが増えた

2000年代になってから、建売住宅や中古住宅の買主および注文住宅の施主向けに、第三者の立場でホームインスペクションを行う会社が増え始め、実際に依頼する人も急激に多くなりました。

その拝見には、いつまで経っても無くならない欠陥住宅の問題と施工品質や住宅の長持ちに対する消費者ニーズの高まりがあるからです。

第三者のホームインスペクションの受け入れが一般化

2010年頃までは、消費者サイドが依頼するホームインスペクションに対して、売主や建築会社が過剰反応するなどして、検査を受け入れ拒否することも少なくなかったのですが、依頼ニーズの高まりや、検査による売主側のメリット(引き渡し後のクレーム減少など)の理解が進んだことなどから、受け入れ拒否する業者も減ってきました。

費用負担する人

買主や施主が依頼するホームインスペクションであるため、その費用を負担する人は、原則、買主や施主です。一部では、売主や建築会社が買主等に代わって支払うことがありますが、それは売主側に施工不具合等の落ち度があったときなどに限定されます。

費用の相場

対象住宅の所在地・規模(面積・階数)・オプション利用・検査回数などの条件によって差異が大きく、少なくとも5万円~です。新築住宅の建築途中に複数回の検査依頼をする場合は、その回数次第で50万円程度の費用となることもあります。

どこまで安心を求めるかによって、つまり、依頼者のニーズによっても異なるということです。

ホームインスペクションのアネスト

ホームインスペクション
第三者の一級建築士が、住宅購入・新築時などに建物の施工ミスや劣化具合などを調査する。新築(建築途中および完成物件)・中古住宅に対応。安心してマイホームを購入できる。