購入した新築一戸建てや新築マンションの完成後、引渡し前に行われる内覧会(=竣工検査・完成検査・施主検査)を一般の方が自分たちだけで行い、補修等が必要な箇所(施工不良箇所など)を適切に指摘するのは難しいものです。

そこで、その内覧会に専門家を同行して、立会い検査を依頼する方が多くなっています。特に首都圏では、内覧会に専門家を同行する率が高いでしょう。首都圏以外でも全国的に広がっており、その他の住宅診断サービスととも普及してきています。

内覧会立会い・同行サービスは、2000年過ぎ頃から主にマンションを対象に利用者が増え始め、その後は一戸建て住宅の内覧会でも利用者が急激に増えました。マンションと一戸建てにおける内覧会の違いは、別途記載の通り(マンション内覧会の注意点と事実・一戸建て内覧会の注意点と専門家の同行)です。

内覧会立会い

本サイト(住まいの殿堂)では、検査範囲がかなり限定的なマンションよりも、一戸建て住宅でこそ内覧会立会い・同行の活用を推奨しております。

特に、木造住宅であれば、床下で土台・大引・柱、屋根裏で柱・梁などの主要な構造部分の一部を検査できますので、床下や屋根裏も入念に検査して頂くと良いでしょう。

第三者の専門家を同行するメリットには、以下のものが挙げられます。

  • 施工不良・品質不良を検査し指摘してもらえる
  • 売主や工務店、ハウスメーカーの説明の真偽がわかる
  • 妥当な、適切な判断がし易くなる
内覧会検査

施工不良を指摘してらい、補修してもらうメリットが大きいのはもちろんですが、実際の利用者からは、「売主の担当者の説明が本当か判断できてよかった」「施工者のいう『許容範囲です』が本当かどうかわかってよかった」という声が多いです。つまり、上記の2つ目です。

また、住宅を購入して入居してからは、なかなか住まいをしっかり点検する機会はないので、引渡し前を1つの機会として専門家に内覧会立会い・同行を依頼することも考えてみましょう。

ホームインスペクションのアネスト

ホームインスペクション
第三者の一級建築士が、住宅購入・新築時などに建物の施工ミスや劣化具合などを調査する。新築(建築途中および完成物件)・中古住宅に対応。安心してマイホームを購入できる。