新築マンションにおいて、一般的に見られる購入検討から購入申し込み、売買契約、引渡しに至るまでの流れは以下のとおりです。それぞれのタイミングにおける基礎的な注意点とともに紹介します。
１．モデルルームを見学する
販売センターでは、モデルルームを見学したり、パンフレット等の資料を基にして営業マンより説明を受けることになります。また、資金計画などマネー系の相談をすることもできます。
２．購入の申し込みをする
対象のマンションを気に入って購入するときは、購入申込書（書面の名称はいろいろある）に記入して提出します。前後して住宅ローンの仮審査（事前審査）を申込します。
３．抽選を行う
抽選は、行う場合と行わない場合があります。
- 先着順の場合は抽選はない。
- 抽選と言いつつ、住宅ローンの融資審査に問題ない人が優先されていることもある。
- 他の住戸でも購入する姿勢を見せれば、第１希望から除外されることもある。
４．売買契約を締結する
- 契約前に重要事項説明を受ける。
- 購入者が集団で契約会を行うこともある。
- 手付金を支払う。
５．住宅ローンの申し込み
- 住宅ローンの本審査に申し込む。
- 上の４の際に住宅ローンの申込書を記入することもある。
６．マンションが完成する
マンションは規模等によるが、1年以上の建築期間を要することが多く、大規模・高層マンションでは2年以上かかることも多いです。完成済みマンションを購入したわけでなければ、完成まで待つことになります。
７．内覧会を行う
内覧会は完成した建物のチェックを行う機会で、第三者に内覧会立会い・同行を依頼する人も多いです。
８．引渡しと決済
残代金を支払った上で引き渡しを受け、所有権を買主へ移転します。
９．入居
引渡しを受けた後は、買主の都合で日程を決めて入居できます。
次ページ以降では、新築マンション購入時の注意点についてお伝えしていきます。
