家づくり(注文住宅・建築)の注意点

一戸建て購入の相談の経験から


稲久保:
今までで、これはひどい業者だ、と思ったのはどんなケースですか?


蔦村(一級建築士):
ひどい仲介業者がありました。いい加減な物件を紹介するとかね。

今は、法律も厳しくなっているのであまりないですが、家を建てるには接道義務というものがあります。道路に接していないと家を建てられないというものです。

下記の図を見てください。左右に延びる通路は、法的に道路として認められていないものだとします。3つの建物を小屋か何かで繋いだもので、1つの建物としています。この1つの建物が右側の道路に面しているので、建物を建築することが可能です。


       住宅の配置


繋がっていなければ、別の建物とみなされる為、道路に面していない4つの建物は建築することができません。だから、つなげているのですね。住宅が完成したら完了検査を受けるわけです。でも、建物が完成した後に小屋を撤去してしまうと以下のようになります。

       住宅の配置

道路(通路)もあるし、庭付き一戸建てです。でも、本当は道路ではないので、奥の4つの住宅は20年くらい経って古くなっても建て替えが出来ないのです。傾いていても建て替え出来ないです。建て替えたくても建て替えられない。


稲久保:
怖いお話ですね。買う前に知ることは出来ないものですか?


蔦村(一級建築士):
僕たちはわかるが、一般の方は疑わないから調べようとしないですよね。今は、新築は瑕疵担保で保険に入らないといけないから検査があり出来ない。それでも、検査が終わってからつぶすなど悪質なことをしない限りですが。

役所に行って書類を見たらわかります。中古だったらまだあると思います。


稲久保:
今までにたくさんの住宅診断をして頂いていますが、ひどいと思った事例を教えてください。


蔦村(一級建築士):
家が傾いているとか、並びの家が全部傾いていることも。原因は不同沈下(地盤沈下しているから)です。

蔦村賢一郎
地盤沈下はもともと地盤が弱いから起こります。例えば、山などの斜面を造成して平らにするとき、土地を削る部分と埋める部分があります。埋めた部分は地盤が弱いから沈む事があります。

また、農地、田んぼはだいたい道路よりも低い位置にありますよね?ここに家を建てるとなれば、地面を道路と高さを合わせるので土を盛ります。つまり、地盤が弱いということになります。


稲久保:
盛らずに田んぼ部分に建てたらだめですか?


蔦村(一級建築士):
雨水とか、今度はかん水する恐れがあります。だから道路より高くしなさいと法律にあります。

その他には、住宅診断で床下を見た時に、目の前で給湯管から水漏れしていることがありました。売主さんは住んでいるのに全く気付いていなかったですね。


稲久保:
とても勉強になりました。本日は、お忙しい中、ありがとうございました。

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