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繰り上げ返済資金の捻出法『団体契約活用』について


 住宅ローンを35年で組む方は多いですが、実際に35年で返済すると65歳を超え、年金収入から住宅ローンを返済することになりかねません。年金不安が叫ばれて久しいですので、何とか家計をやり繰りし、仕事をしている現役世代の間に住宅ローンを完済するほうが安心でしょう。今回は住宅ローンの繰り上げ返済資金を捻出するため、保険料を削減できる団体契約活用法について確認しましょう。

 そもそも団体契約とは、個人ではなく団体が契約者となり、従業員やその家族を被保険者(保険対象者)とする契約になります。保険期間は加入者全員一律となり、契約者が団体になるため保険証券は1通のみしか発行されません。そして、団体契約の一番のメリットは、規模を活かした団体割引の適用による保険料の割安さになります。

 ちなみに、団体契約と似たような名前で団体扱契約というものがあります。団体の従業員それぞれが契約者となり保険に加入し、保険料は給与天引き等を利用し団体を通じて保険会社に支払う契約になります。保険証券は契約者個人に発行され、契約期間もそれぞれ契約ごとに異なることになります。こちらの契約も団体割引が適用されます。

 団体契約にはメリットがある半面、デメリットもあります。それは、転職などでお勤め先を退職した場合、原則として契約を継続できませんので、新しく個人で加入しようとしても健康状態によっては加入できないリスクがあることです。また、定年退職後は、保険の種類によって同じ保障内容で継続できるもの、そもそも継続できないもの、保障が削減されて継続できるものに分かれます。

 皆さんの職場や組合で、毎年春か秋に保険のパンフレットが配布されたことはないでしょうか?これが団体契約の保険の場合が多いです。保険商品としては、入院や手術をした場合に備える「医療保険」、けがの補償に備える「傷害保険」、病気やケガで就業不能となった場合に備える「所得補償保険」、老後資金への備えとして「年金保険」などが用意されているのが一般的です。

 民間保険にそれぞれ独自に加入するのもいいかもしれませんが、まずは、保険料が割安な団体契約を一度検討してみるのはいかがでしょうか?勿論、デメリットもありますので総合的に考える必要はありますが、保険料を削減できる方法として覚えておく価値はあるかと思います。

長谷剛史
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