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住宅ローン・資金計画の注意点・基礎知識

住宅ローンは借入れ後のリスク管理が大事


 ついに「夢のマイホームを手に入れました」としましょう。残念ながら、それで終わりではありません。住宅ローンとの長い付き合いが始まります。普通に考えれば10年以上の期間にはなるでしょう。

 住宅ローンの借入れが決定した後、転居も終わり、初めてのお正月を迎えられれば、そこがゴールと安心してしまいがちです。でも本当に大事なのは「借りた後」なのです。

 借りる時の住宅ローンについては、販売会社の営業マンや金融機関の担当者らはアドバイスしてくれますが、いざ返済が始まってしまうと、借りた本人自身で住宅ローン返済についてリスク管理を行っていかなければなりません。

 住宅ローンを選ぶ時に販売側や貸し手側の言われるがままにしていた場合、返済リスクと将来家計を照らし合わせていないかもしれません。

 数年後に返済負担が跳ね上がってしまったり、家計がにっちもさっちもいかなくなるようなことがあることのわが家にとっての可能性はどれぐらいか?点検はしておきましょう。

 「借りる時」より「借りた後」の状況を考えて、検討して行くのが一番の方法だと思います。そのためにもライフプランを立ててチェックすること、つまり将来の家計を予測して見ることです。そこを押さえておかないと、住宅ローン選びでのどんなに良きノウハウも結局は役に立たなかった・・・ということになりかねません。

 たとえば、

 □現在の世帯収入だけで判断していないか?
 □単純に家賃負担と比較していないか?
 □目先の金利・諸費用・利便性だけで決めていないか?
 □今まで出来ていた貯蓄を返済へ回していないか?
 □そのままの完済で70歳をはるかに超えていないか?

等はリスク管理を行っていないケースで見られます。特に駆け込みでの購入で多いように感じています。

 返済リスクに関係することを挙げてみましょう。

 子どもの教育費に目を向けると、希望や性格から私学になりそうとか、および習い事や塾でお金が掛かるタイプになりそうとか。夫婦で多様な趣味を持っていたり、年に何回か旅行も続けたいかもしれません。地域性や通勤面・ライフステージにおいても車が必要となり、それなりの出費になるかもしれません。

 共働きでの収入は割りとあるけれど、数年後にどちらかが退職の可能性があるかもしれません。手厚い諸手当も何歳かで終了と規定されているかもしれません。

 上記のように将来起こり得ることを把握できるのは、ご本人でしかないのです。

 借りた後の家計を具体的に棚卸しして確認しておけば、出来ればそこで中立的なアドバイスも貰っておけば、住宅ローンを借りた後が容易にわかりますから、「リスクを想定しての検討と行動」が出来ると思います。

 せっかく手に入れた夢のマイホーム。

 誰しも住宅ローンを上手に返済しながら、今まで通り、いやそれ以上の暮らしを望んでいるはずです。

 そのためにも…
 返済リスクを見た上での住宅ローン選びを行ってください。

山下修一
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