住宅・不動産業界人の住宅購入アドバイス

一戸建てを購入する時、安価な物件には何かある


 新築一戸建ての購入は、人生の中で大きな決断をする時です。立地や金銭面である収支も大きく変化します。そんな数々の難題の中で一番、悩みが多かった「購入金額」に的を絞って見てみましょう。

○どこに建てるか。どこに建っているか。
ただ単純に土地が安く、資材も安い事から、総額が優しい金額になっている新築があります。しかし、このように安価の新築は、敷地の土層(新築を建てた場所)が悪い場合があります。

 水はけが悪かったり、地盤が軟らかかったり、酷い場所だと、元ガソリンスタンドを取り壊して、空のガソリンタンクを埋めたまま、その上に建設したりと、安価な理由があります。水はけが悪いと、春、夏では雑菌が繁殖しやすく、カビが発生しやすくなり、また、体感的に暑く感じます。また冬では、逆にその湿った水分で家の室内温度が必要以上に冷えてしまいます。

 地面に敷き詰める吸湿材と遮水材は、どんどん改良化され、数年前よりも良質な物になっていますが、完璧ではありません。

 地盤が軟らかいと、耐震能力が落ち、地盤沈下になりやすく、家の支柱が腐食しがちになります。地盤が軟らかい理由として、新築を建てる以前、沼地だったなどの理由が隠されています。当然、地震にも弱く、耐震補強に優れている新築でも、地盤ごと壊れては何にもなりません。

 更に地盤沈下は目に見えない部分から浸食します。新築を購入して、住み始めて数年、家からきしむ音がする。なんて事が始まります。ゆっくりと悪化していき、扉が閉まらなくなった。雨漏りをするようになったなど、深刻な問題になっていきます。

 これらは当然、建築士も認知し対処をしつつ、建築していきます。しかし、ここには大きな問題があります。建築士と建築業者と不動産は全て、別々の企業が作業に取り掛かっていることがあるために、うまくコミュニケーションを取れていない場合だと、どこの部分を重点的に行っていったらいいのだろうという現象になり、結果として、不具合のある新築になってしまいます。

 新築を購入するに至って、他にもしなければならないことがあります。

○一生の買い物である事の自覚
新築を購入する方の多くは、建築作業を全く知らない為、失敗しがちです。無知で購入するのではなく、大事なポイントを調べる必要があります。

○立地を確認する
 新築が建っている場所は昔、沼地ではなかったか。などを調べてください。市立図書館などに旧市町村地図という物がありますので、調べてみて下さい。金額で決めるのではなく、交通手段や通勤手段などに適しているか。(家の前が一方通行であったりなど)

などを考え、慎重かつ、いざという時は大胆に挑戦する事が新築を購入する時に必要な要素です。また、土地調査員や建築分野に詳しい弁護士などの手を借りるのもひとつの手でしょう。まとめまして、最後に一つ言えることは、「安価な物件は何かある」です。疑う事も時に大事であると言えます。

【執筆者のご紹介】
○執筆者:
 北原
○プロフィール:
 大手不動産業で新築一戸建てで主に電話営業をしていました。

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