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3件のコメントが投稿されています(1-3を表示)。
No.1 石神 昭二 2020/06/07
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写真を拝見するとひび割れの巾が大きく見受けられます。質問文の中に巾が約1.0mmとありますので、深さは20mm程度あると推察します。 ひび割れの原因は、コンクリート打設時の施工不良、及び打設後の養生の不良が考えられます。 基礎床版の厚さが150mm程度と思われますが、ひび割れの程度を考慮すると鉄筋への影響が予想されますので、基礎強度へ影響を及ぼす不具合と考えます。 割れたコンクリートへの対策は、ひび割れの内部に補修材を注入する補修法が適しておりますので、エポキシ樹脂の注入法をお勧めします。 ひび割れが写真の箇所以外にも見られるでしょうか、基礎立上りの側面にも同様のひび割れが見られるのであれば、併せて補修が必要です。 この後の工程は上棟工事が実施されて、1階床組・床合板が施工されますので、可能であれば工事の中断を申し入れて、ひび割れの補修を施工する事を強く要望して良いと考えます。 施工会社と利害関係の無い建築士にコンクリートの施工状況について調査を依頼する事をお勧めします。 石神 昭二(一級建築士) 住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当 住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。 |
No.3 石神 昭二 2020/06/08
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1階の床組を施工すると、基礎床版と床板の間は約35cm程度の高さですので、補修工事は非常に狭い空間で実施する事になります。 この為に現状が写真の状態であれば今すぐ補修工事を実施すべきと考えます。今であれば補修後の施工状況が適正であるかも確認が容易です。 今回の不具合は写真では正確な状況が判別できません、質問文に巾1mm以上とありますので、実際の状況を適正に判断して、基礎強度への影響を客観的に調査する必要があると考えましたので、「施工会社と利害関係の無い建築士」が調査を行う事が必須と思います。 私はお客様の御依頼で工事中の工程検査という業務に携わっておりますが、私が担当した現場で致命的な不具合が発生した際に、基礎工事の再施工に至った現場が数件ありました。 今回の様な不具合が見られる状況は残念な事ですが、施工会社のコンプライアンスが適正であれば、現状のままで次の工程に進捗する事はあり得ないと考えます。現場担当者に自分の現場にプライドを持っておれば何らの対策を講じないとすれば、非常に残念なことと思います。 質問者様は契約済であれば、建築主と同様ですので、施工会社(売主)へ指摘して、適正な対策を講じる事を強く要望して良いと思います。 石神 昭二(一級建築士) 住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当 住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。 |
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