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6件のコメントが投稿されています(1-6を表示)。
No.1 石神 昭二 2020/04/08
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写真を拝見すると、モルタルが濃く表れた円状の部分と、そこから左方向へ筋が見られます。また濃い色の下へ横方向に筋が見られ、これらを補修したと思われる痕跡が見られます。 左上の基礎の角から下方向にも筋が見られますが、これにも補修したと思われる痕跡が見られます。 円状の部分は設備配管を設けるために予め設ける穴開け(スリーブ)と見受けられます。スリーブを使用しないままモルタルを充填した状況がうかがえます。そこから左方向に見られる筋は基礎の打継部の様に思われます。 ツーバイ好き様が御指摘する水染みは、円状の濃い部分でしょうか。円状の箇所から左方向へ見られる部分でしょうか。 また質問文の中に床下の状況として水溜り等は見られないとありますが、写真箇所の床下も目視できたのでしょうか。 今回送って頂いた写真だけでは、当該箇所の詳細が分かり難いので、正確なコメントは難しいです。 写真の裏側が床下の場合は、設備配管からの漏水が滲み出た状況が推察できます。 或いは写真の裏側がバルコニーの床の場合は、床防水に不具合があり、雨水が防水層の下に溜まったために、染みとして現れた状況が推察できます。 写真だけでは深基礎の施工状況が不明です。併せて当該箇所の周辺が分からないと構造的な問題があるか判別できません。 石神 昭二(一級建築士) 住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当 住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。 |
No.3 石神 昭二 2020/04/10
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図面をありがとうございます。 バルコニーから住宅部分の基礎床版の上に、バルコニー床の土間コンクリートが施工しております。併せて基礎床版と土間コンクリートの間に砕石が充填しております。 バルコニー床は防水が施されているのでしょうか。その防水層の端部が土台から上方向に施工しておれば、雨水が砕石に浸透する事は無いと考えられます。しかし、防水層端部の防水処理が不十分であれば雨水が浸透する可能性が考えられます。 防水層が施工してない場合は、雨水が土間コンクリートと立上り基礎の隙間から砕石へ浸透する可能性が考えられます。 今回の円状の水染みはこの様な状況で砕石部分に雨水が溜まり、スリーブから滲み出たと推察できます。 円状の箇所から左方向へ筋状のコンクリート打継部が見られ、そこにも水染みが見られますので、コンクリートのコールドジョイントの僅かな隙間から雨水が滲み出た状況が考えられます。 このままでは、水染みの範囲が拡大する可能性が考えられます。また立ち上がり部の鉄筋に錆が発生しますので、やがて錆汁と呼ばれる茶色の染みが現れる可能性が考えられます。 従いまして、バルコニーの防水処理を施して、地中の砕石へ雨水の浸入を阻止する対策が必要です。 石神 昭二(一級建築士) 住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当 住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。 |
No.4 ツーバイ好き 2020/04/13
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石神様 考察頂きありがとうございます。 バルコニー防水未対応でした。取り急ぎ防水処理を行います。ありがとうございました。 防水処理を行なっていない期間(約半年)で既に劣化や錆は進んでいるものでしょうか? ご参加までに見解頂けると幸いです。 |
No.5 石神 昭二 2020/04/13
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床面の防水処理を行うにあたり、住宅側と手摺側の木造部分へも防水処理が必要です。 この時外壁下端の水切りと呼ばれる板金と外壁の下側を外して、150mm程度立ち上がりを設ける施工をお勧めします。 併せてバルコニーの雨水排水が必要ですので、排水口を設ける施工が必須です。 半年間の雨水は多量では無いと思われますが、砕石の内部に貯留していると推察します。 防水処理を施せば雨水の浸入は無いですが、既に溜まった水分はそのままです。 円状に現れた箇所はスリーブが設けられているので、充填されたモルタルを除去して、排水管(通気管)を設けてはいかがでしょうか。溜まった雨水が排出できないとしても、空気が入る事で乾燥を促す事ができると考えます。 管は先端を下へ折り曲げたエルボを設ける事で雨水の浸入を防ぎますので、施工会社へ要望して下さい。 最適な対策は土間コンクりートを除去し、砕石を除去して、乾燥した砕石に入れ替える工事が宜しいと考えます。 土間コンクリートは現状よりも100mm程度下げて、そこへ防水層の施工が適していると考えます。 この時も排水口を設ける事は必須です。 施工会社へ強く要望して良いと思います。 写真に見られる染みに錆による変色は無いので、現状は錆が発生してない様に見受けられます。築後半年ですので、御心配の様な劣化に及んでないと思います。 石神 昭二(一級建築士) 住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当 住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。 |
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