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RC壁構造住宅の壁位置ずれ
【専門家に質問】
匿名 2018/12/17   
■ ご相談・ご質問の内容

 現在RC壁式構造で住宅を建築中なのですが、最上階スラブまでコンクリート打設が終わった段階で、施工ミスがわかりました。
 打設後すべての型枠を外し確認したところ、壁の通り位置ずれが多数ありました
 大きいところで40〜70mm 廊下が狭くなったり、トイレが狭くなったり(その分広くなった居室もあり)
 特にトイレの広さなどは住宅性能評価基準から外れてしまいました
 当然希望は設計どおりのやり直しなのですが、構造壁なので構造計算では上階まで打設後では内部壁(構造壁)のみの取り壊し不可とのことでした
 こちらとしても条件によっては妥協することも考えますが、施工側の態度が「やり直しはできない(やり直しなら躯体全部壊さないといけないから)」「性能評価は諦めてください」の一点張りなので、困っています
 設計書には「管理基準は公共工事の施工管理基準を適用する」となっているので、最大20mmのはずなのですが
 このような場合、こちらが望めばスラブまで上がった躯体をすべて取り壊して、やり直しをお願いすることはできるのでしょうか
 アドバイスお願いします
 
4件のコメントが投稿されています(1-4を表示)。
No.1  石神 昭二 2018/12/17   
 壁構造の耐力壁が最大で70mm違うとの事ですが、このずれは基礎工事から発生した不具合と思われます。このずれについて対策を検討するためには、まず工事の中断を要望して良いと思います。

 壁構造は1階(基礎)から上階に連続して耐力壁を造り、建物を構成する構造です。従いまして壁構造は壁の端部・交差部に縦方向の曲げ補強筋と呼ばれる鉄筋があり、耐力壁の縦方向の鉄筋は基礎から上方に繋いで耐力壁として施工しますので、途中の階でずれることは考えられない構造です。

 従いまして、70mmもずれると鉄筋を上下で通す施工ができませんので、ずれた量を補正するために鉄筋を曲げるという不適正な施工が考えられます。

 鉄筋コンクリート造(RC造)は、躯体施工図と呼ばれる図面を作成して、型枠の寸法を図面に現しますので、今回の様な施工ミスは起こりえないと思います。躯体施工図と設計図面の整合性にも問題があるかもしれません。

 これらの施工を考えると、鉄筋工事及び型枠工事の段階で施工ミスに気が付かないはずはないと考えます。

 今後の対策を検討するために、壁がずれた箇所に於いて鉄筋の施工写真の提示を要望して良いと考えます。

 併せて躯体施工図を提示させて、その施工図と設計図と現場の整合性を確認する作業が必要です。

 これらについては専門性の高い図面ですから、一般の人には解り難いので、施工会社と利害関係のない一級建築士に客観的な調査をお勧めします。その結果、ずれの量とそのずれを吸収する施工が適正であるかを判断できると思います。

 調査結果が、構造的に問題がある場合は、基礎工事から再施工を検討する事態になりますので、工事の中断を要望して良いと思います。

 コンクリート工事・鉄筋工事に不具合が無く、構造的に問題がない事を確認できた場合に今回のずれに伴う設計変更について、相談者様が容認できる範囲であれば、工事を継続する事を承諾して良いと思います。


 
石神 昭二(一級建築士)
住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.2  匿名 2018/12/17   
石神先生
ご助言ありがとうございました
アドバイス通り一旦現場中断していただきました
説明するのが難しいのですが、構造壁よりは基礎や梁の方が厚みがあるので、通り心と対角方向に40mmずれても基礎、梁内におさまり構造的には問題ないとのことでした(70mmは壁の長さが長くなったところがあり、そこに対角に取り付く廊下が狭くなります)
容認できる範囲というのが難しく、、、住宅性能評価にも関わるので本当は全部設計通りやり直して欲しいのですが、、、構造設計からは今回ずれた壁全部をやり直すのは、OKは出せないとのことで、もしやり直すとしたら、ほぼ全て取り壊して基礎上部よりやり直しとのこと
許容というか、やはり諦めて我慢するしかないのでしょうか(一応長くなった部分をはつるとか、簡易な施工で可能部分は検討してもらえそうですが)

No.3  石神 昭二 2018/12/18   
 壁を解体して再施工する時には、基礎を残す解体は無理があります。前の回答にも記載しましたが、縦方向の鉄筋は基礎から耐力壁に連続して設ける事で、一体の鉄筋コンクリート造として耐力を発揮します。

 コンクリートを斫った箇所の鉄筋は大きく曲げられ・切断する可能性が考えられますので、安全を考えると基礎から解体すべきです。

 どこまで容認できるかは相談者様の判断ですが、施工ミスの責任は施工会社にありますので、容認できる範囲を広げる必要はないと思います。

 実際のずれの程度が判らないと、簡易な施工で可能であるか、基礎から再施工が適しているかの判断は難しいです。

 繰り返しになりますが、施工会社と利害関係のない一級建築士に客観的な調査をお勧めします。その結果、ずれの量とずれ以外の不具合の有無について確認できると思います。その上で今後の対策と補修方法を探ることが宜しいと思います。


石神 昭二(一級建築士)
住宅診断(ホームインスペクション)のアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.4  匿名 2018/12/19   
石神先生
ご回答ありがとうございます
一体となっている構造の場合、一部のみ残すとかやり直すなどの判断が難しいのですね
よく理解できました。ありがとうございました
アドバイス通り、施工業者や施工監理の説明だけでなく、信頼できる建築士に相談することにいたします
ありがとうございました
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