高層マンション購入の注意点

高層マンションではエレベーター問題に注意


 高層マンションの代表的なデメリットとして、エレベーターの問題があります。日々の生活レベルで言えば、エレベーターの待ち時間が長くなる傾向にあることです。毎朝、時間にゆとりをもった行動が出来ない方にはつらいこともあるでしょう。

 広告へ表示されるような「駅徒歩3分」や「駅直結0分」というような表示は、あくまでマンションの敷地から駅までの時間であり、それぞれの住居の扉を出たところからの時間ではありません。

エレベーター

 住居を出てから、もちろんエレベーターを利用して1階まで降りるわけですから、その時間について考える必要があります。高層マンションのエレベーターの待ち時間は時として、意外なほどに掛かるものです。


 電車でもないのに、ピーク時には、エレベーターにも混雑があり、エレベーター待ちに時間をとられることになります。勤務先のエレベーターで経験のある方も多いのではないでしょうか。

 各階に止まりながら降りていくエレベーターに乗り損ねると、次に来るまで待つのは大変です。複数台のエレベーターがあるからと言ってすぐに自分のもとへやってくるわけではありませんし、かといって、階段で降りていくにも、結局は時間がかかりすぎるだけでしょう。

 エレベーター待ちで電車に乗り遅れて会社に遅刻、なんてことにはなりたくありませんね。

 「そんなことのないように、早めに出ればいい」と思うでしょうが、その時点で、広告で売りにしているような「駅徒歩○分」の駅近のメリットは薄れています。

 ちなみに、広告に表示される所要時間は80mの距離を1分で歩く計算です。信号待ちや、踏切といった待ち時間が計算されないように、エレベーターの待ち時間ももちろん計算されていませんので、実際に住居を出たところから駅までを計ってみる必要がありますね。

 「駅に直結の超高層マンションなのに、ホームまで行くのに10分以上かかることも多い。長くかかる時間に合わせて毎朝、家を出なければならない、、、駅から徒歩5分のマンションの方が早いし安かった」というお話もあるのです。

 また、こうなってくると心配なのは非常時です。大地震などの災害が発生した場合、エレベーターではなく、もちろん避難階段を利用しての避難となります。

 あなたの住居が45階にあったとすればいかがでしょうか?

 実際に東北大震災の際には東京の超高層マンションやビルでは、停止したエレベーターの問題が注目されました。もちろん、揺れの恐怖についてもデメリットとしてわかっておくべきことですが。

 また、大きな災害でなくとも、エレベーターがしばらく動かない状況となった際に、45階まで階段で上ること、または下りることを想像してみてください。そこに怪我をした家族やお年寄りがいたら?・・・・

 屋上にはヘリポートがあっても、火災の時にどれだけ役に立つかは疑問視されています。エレベーター問題が高層マンションのデメリット、注意点の1つであることはわかっておきましょう。

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