住宅購入の流れ・注意点 〜地盤と住宅購入編〜
中古住宅の地盤
中古住宅を購入する場合、その土地の地盤はどのように確認すれば良いのでしょうか。
1つは、今建っている住宅を新築するときに地盤調査をしたデータ(地盤調査報告書)があれば、それを閲覧させて頂くと良いでしょう。しかし、古い住宅であれば所有者が地盤調査報告書を残していないことも多いですし、そもそも昔は地盤調査をしていないことも多いものです。
2つ目は、近隣での地盤調査データがないか役所で確認する方法があります。もしくは、地盤調査会社によっては近隣の地盤調査データを教えてもらえる(有償が多い)こともあります。ただ、地盤は、同じ敷地内であっても強さが異なることが多いので、近隣のデータはあくまで参考にする程度です。
3つ目は、建っている中古住宅の建物や外構などに軟弱地盤が要因と考えられるような症状が出ていないか確認することです。基礎や外壁、またはブロック塀などに大きなひび割れがないか、建物が傾いていないかといった症状を調べることです。ただ、これらはあくまで症状ですので、これだけで軟弱地盤がどうかを判断することはなかなかできません。参考とする程度です。
中古住宅は、建物の劣化具合なども心配されるため、購入前に住宅診断を行う方も多いですが、このときに診断を行う方に地盤の懸念も伝えて、関係のありそうな前述の症状がないかどうかを診て頂くのも良いでしょう。
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