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ALCパネル含水率について
【専門家に質問】
匿名 2016/05/24   
■ ご相談・ご質問の内容

バルコニーのALCパネルの含水率についての質問です。
・木造2階建て
・バルコニーの施工方法・・・バルコニーの内側はボードにALCパネルを直張りしており、通気層は取れておりません。外側は胴縁に打ち付けているため通気層はあるが、一部含水率が高いところもある。
・10カ月前に引渡しを受けたが、引渡し翌日にバルコニーのALCパネルにヒビ割れを発見
・施工会社には再三補修を要求し、先月やっと補修することになったが10カ月以上放置していたため、ALCパネルの含水率を測るよう要求。メーカー持参の水分計で測った結果、ヒビ割れの部分は25%以上の含水率を計測。施工会社はこれくらいなら問題ない、補修後1~2カ月すれば正常になる。なお、塗装後のALCパネルの含水率の基準はない、との回答。
・後日自分達で用意した水分計でバルコニーのALCパネルの含水率を測ったところヒビ割れ以外の部分にも20%以上を計測する部分が見つかる。数日にわたり測ったがほぼ変化なし。なお、同じバルコニーでも0%に近い箇所もある。
・笠木の継ぎ目内側にジョイントプレート等水切り部材がない。笠木の継ぎ目から水は入ってしまうがメーカーはそういったものはつけていないとの回答。(ビスの部分にはきちんとコーキングすることで問題ないとのこと)

上記のような施工の場合含水率が高いのはどのようなことが原因と考えられるでしょうか。
また、このような施工の場合、中の木材が腐食したりカビが発生したりすることはないでしょうか。施工会社はヒビの部分しか補修しないと言っていますが、中の木材まで確認させるにはどのように伝えたらいいでしょうか。
1件のコメントが投稿されています(1-1を表示)。
No.1  石神 昭二 2016/05/25   
 ALCパネルは軽量気泡コンクリートパネルですので、ALCは非常に多くの微細気泡を含んでいるので、毛細管現象により表面から内部に水が浸透しやすい透水性が高い材料です。従いまして表面の塗装を施すことにより外壁材として防水生を発揮するものです。

 今回ALCにひび割れが発生して数か月経過したという事ですので、ひび割れから雨水が壁内に浸入して木材に被害が発生した可能性が考えられますが、その点は大丈夫でしょうか。

 ALCメーカーのHPを検証しましたが、含水率の許容値の記述はありませんでした。これは、ALCパネルが透水性が高い材料であることで、空気中の水分を含みやすい特性と同時に乾燥も早い特性がある事から含水率の数値の規定がないと思われます。

 手摺のアルミ笠木で、継ぎ目の防水処理がない製品との事ですが、そういうアルミ笠木を使用した経験がないので、現場を検証しないと施工会社のコメントの良否は判断できません。

 ALCの含水率の数値よりもひび割れの程度と壁内部の被害を検証して、木材の腐食とカビについて調査することを優先に要望してはいかがでしょうか。

 本来はALCが水分を含んだとしても時間の経過と共に乾燥する材料ですが、高い含水率のままであれば下地材が水分を含んだ状態が考えられますので、ALCを解体して内部を調査する必要があると思います。

 客観的な判断ができる建築士による調査を検討してください。


石神 昭二(一級建築士)
住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。


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