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ベース打設不良の相談
【専門家に質問】
ナベ 2016/01/17   
■ ご相談・ご質問の内容

初めてご相談差し上げます。
ベースの打設をしたところで、立ち上がりの配筋ミスでケミカルアンカーでやり直したり、打設でのコンクリートの納品書の名前が私と全く違ったりと問題が多かく不信感が募り、かぶり厚さが足りていなかった疑いが強い部分も出てきており、はつり検査などを行いかぶりが取れていることを確認するために一旦工事が中断しています。設計図ではJASS5で施工すると書かれていることに後から気付きましたが、スランプ検査の回数などJASS5に則って行っていない内容が沢山ありました。写真をごらんになってJASS5で規定された鉄筋のあきは十分取れているとは考えにくいのですが、少しでも斜めに走っている鉄筋はあきの規定の対象とはならないのでしょうか。JASS5通りやっていないということは、設計図通りやっていないということ、そもそも発注したコンクリートは私の名前でないこともあり、全てベースからやり直してもらうだけの根拠となるのでしょうか。専門家としてのご意見を頂けると幸いでございます。 
7件のコメントが投稿されています(1-7を表示)。
No.1  石神 昭二 2016/01/17   
 配筋ミスとは、鉄筋の不足又は鉄筋径の誤り等が考えられますが、設計監理者の判断がケミカルアンカーで補えると判断したのでしょうか。

 ケミカルアンカーはコンクリートに穴を空けて接着剤によりアンカーを埋め込む工法ですから、穴を空ける際に既に配筋された鉄筋を切断又は欠損させる恐れが考えられますので、私は取止めた方が宜しいと考えます。

 写真を検証すると縦方向の鉄筋と型枠とのかぶり厚さが不足した状況が覗えます。またナベ様の御指摘の通り沢山の鉄筋が重なっており、鉄筋の「あき」が不足しております。

 鉄筋工事を始めとする建築工事の仕様をJASS5に記載されておりますが、施工会社がこの仕様書により施工すると図面の明示されているのであれば、鉄筋の「あき」寸法の不足及びかぶり厚さの不足は問題のある施工と考えます。

 鉄筋工事の仕様ではかぶり厚さ・鉄筋のあき・鉄筋の定着長さ・鉄筋の継手長さ等の規定がありますので、定着長さ及び継手長さについても検証する必要があると考えます。

 局所的な写真ですから詳細が不明ですが、なぜこれほど多量の鉄筋が一か所に集中したかを検討する事も重要と考えます。

 鉄筋コンクリート造は鉄筋をコンクリートで被覆する事により、鉄筋とコンクリートが一体となって耐力を発揮します。従いまして鉄筋のあき寸法は、重ね継手など特別な場合を除いて全ての鉄筋に必要な規定です。

 鉄筋のかぶり厚さはJASS5の規定だけでなく、建築基準法施行令にも規定されておりますので、鉄筋コンクリート造には必須の仕様ですから、図面・仕様と違う施工が確認できるのであれば再施工を申し入れて宜しいと考えます。


石神 昭二(一級建築士)
住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.2  ナベ 2016/01/18   
石神様
早速ご回答頂き本当にありがとうございます。
ケミカルアンカーを打ったのは、ドアの位置が10cm程度変更になったのに、変更前の図面で配筋打設した後に気付いたためです。
ケミカルアンカーにより鉄筋を切断している可能性があるのは初めて聞きました。
切断されていないかどうか検証する方法はあるのでしょうか。

立ち上がりの鉄筋と型枠の間のかぶりは自分で打設前に測っているので大丈夫かと思います。
前回の写真で継手を測って足りないのではと指摘しましたが、段取り筋なので問題ないという話でした。

斜めに大量に入り組んでいる鉄筋は耐圧スラブの上下の主筋でD16@100なので、10cm間隔で立ち上がりのところに曲げた先が集中してしまいます。
JASS5では本来配筋詳細図まで設計段階で作り、鉄筋のあきや継手の位置、定着の長さなど設計に盛り込むようにとされていますが、
下記に添付した継手位置や定着の長さを明示していない断面詳細図と伏図程度しかなく、これを元に鉄筋業者が加工図を作り、現場組みを行ったようですが、
まだスラブの配筋も残っているというのに、加工図も鉄筋業者が破棄してしまっています。
断面詳細図では耐圧スラブの主筋は立ち上がりのところで、垂直に折り曲げて上に向けていますが、実際は斜め下にベース立ち上がりの中に無理やり納めてしまっているように見えます。
工務店側は定着を取るための曲げなので、上に向ける必要はなく、JASS5での鉄筋のあきはあくまで「平行して並ぶ鉄筋」とされているので、この部分について平行ではないためはあき寸法を取る必要はないという見解でした。
私としては多少平行でなくとも、これだけ集中して隙間が狭かったらコンクリートの分離が起きてもおかしくないと思い納得できていません。
また立ち上がりのL筋は断面詳細図では耐圧スラブの主筋と同じ高さで曲げるように設計図ではなっていますが、実際はハンチ筋やスターラップの一番下と同じ高さで曲げてあったため、打設語に一部のL筋と捨てコンの間でかぶりが取れていないと疑われる部分が打設前の写真から疑われため、そこは検査を行い、かぶりが本当に取れていなければその部分はやり直すそうです。
しかし、他にもあき寸法が足りないと疑われる部分が多いため、かぶり不足の部分だけ修復しても不安が残ります。
ミキサー車の最初の1台しか検査していなかったり、供試体は現場ではなく隣県の会社の野外水中養生だったり、設計かぶり厚は採用せず最小かぶり厚で施工したりで、JASS5の通り施工されませんでした。
着工前にもらった実施設計図の中の構造設計標準仕様書にコンクリート、鉄筋、型枠でそれぞれ「施工はJASS5による」と明記されているのに関わらず、担当者は明記されていることすら把握しておりませんでした。
JASS5の通り行わなかったことで、鉄筋の空きも足りなくなったりかぶりも少なくなっていることから、ベースを全てはつって配筋からやり直すように強く言いたいのですが、
JASS5通りやっていなくてもそれほど問題にはならないと考えている工務店に対し、どうすればやり直して貰えるのでしょうか。
貴社などのインスペクターに頼んで指摘してもらい、それでも応じないようであれば、
勝ち目があるか分かりませんが裁判してでもやり直してもらった方がよい状態なのでしょうか。
本当に困ってしまい、毎日このことばかり何時間も考え調べていて泣きたくになりそうです。
ご助言頂けたら幸いです。
No.3  ナベ 2016/01/18   
追加写真1ですが、遠めで見ると前述の斜めに走っている鉄筋同士の鉄筋のあきは多少ありそうに見えますが、その上のスターラップ内を横に走る上端筋と段取り筋のあきは足りなそうに見えますし、写真右側奥の立ち上がりに囲まれたベースの配力筋の継手部分がやたら重なっており、あきがほとんどないようにも見えますがいかがでしょうか。
No.4  ナベ 2016/01/18   
主筋の上端筋が@200から@100に変わる部分ですが、
隣り合う継手の位置が重なり、いも継手になっているようにも見えますが、
いかがでしょうか。
一度にいくつも追記してしまい申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

No.5  ナベ 2016/01/18   
すみません、明瞭でないので、追加写真1の右側を拡大した写真をアップします。宜しくお願い致します。
No.6  石神 昭二 2016/01/19   
 ケミカルアンカーでコンクリートに孔を空けた段階で、孔を目視で確認する事になりますが、結果を検証する事になります。予め鉄筋探査器等の測定器で鉄筋の位置を調べた上で孔を空ける方が宜しいと思いますが、鉄筋の数が多いので鉄筋の隙間を探して孔を空ける施工は難しいと考えます。

 図面を拝見しましたが、地階の基礎と耐力壁の鉄筋ですね。住宅の基礎というより、鉄筋コンクリート造の擁壁を施工する工事と見受けられます。地中梁に定着するスラブ筋と擁壁の主筋が重なりますので、鉄筋が集中する状況は理解できました。

 地中梁・スラブ・耐力壁の鉄筋が集中する箇所ですから、鉄筋のあき寸法を確保するための物理的な寸法が無い場合があります。予め施工図(実際の鉄筋加工図)を作成して配筋を検討する作業が必要であったと考えます。

 スラブ鉄筋の定着の方向、擁壁主筋(縦筋)の曲げる位置は施工会社の判断しますが、定着長さが採れており、かぶり厚さが確保できておれば問題ないと考えます。

 設計図ではJASS5で施工すると記載されておりますので、その仕様書通りに施工する事は当然ですが、最終的に現場の施工の適否を判断する人は設計監理者です。

 鉄筋が集中した施工、かぶり厚さの不足が原因でコンクリートにひび割れやじゃんか等の不具合が発生する事が心配されます。更にひび割れや打ち継部分からの漏水も心配されます。

 従いまして、これらの不具合が発生した場合は、施工会社(設計監理者)が責任を持って改善改修を行う事を確認して頂く事をお勧めします。
 

 
石神 昭二(一級建築士)
住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.7  ナベ 2016/01/26   
色々ご丁寧にアドバイス頂きありがとうございました。
他にもかぶり不足の場所が発覚し、業者側が認め、基礎がやり直しになる
かもしれません。
どうもありがとうございました。


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