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基礎(耐圧盤コンクリート)のコールドジョイント
【専門家に質問】
匿名 2015/08/29   
■ ご相談・ご質問の内容

お世話になります。
在来工法、木造2階建てベタ基礎にて、新築工事中です。

8月中旬の8:00~12:00に、ミキサー車6台によるベースコンクリートの打設をしたのですが、5~6台目の打設で1時間の間隔が空いてしまい、耐圧盤部分にコールドジョイントが発生しました。(型枠はまだ外していないので、断面の状態は不明です)

発生箇所は顕著な部分だけで6ヶ所、計9mです。
ほぼ、鉄筋立上がり部分の真下で発生しています。

ハウスメーカーは目視による調査を行い、下記の回答を提示してきました。

【不具合の詳細】
・雨水が打継部に溜まっているのを確認したので、亀裂は底部まで達しておらず、分離しているコンクリの深さは表層のみと思われる。
・砂利が露出しているがコンクリ強度に著しい影響はない

【補修方法】
・該当ジョイント部へアクリル樹脂エマルション系吸水調整材を塗布し、ポリマーセメントモルタルを施行する。


ただ、回答に対し、こちらでは下記の懸念を持っています。
・表面を見ただけの調査で、基礎耐圧盤部の下部分までの影響が把握できるのか。
 コールドジョイント結合部は、亀裂はなくとも他部分より強度、耐久性に問題があると聞いているので、目視だけの調査ではなく、一部を削るなどして内部の調査を具体的に行ってほしいと要求したが、強度に影響がでる?との事でメーカーには否定されている。
・コールドジョイント結合部はほとんど鉄筋立ち上がりの真下で発生しているため、鉄筋とコンクリの密着度?にも問題があるのではないか
・亀裂は基礎全体を2分割、4分割するように広範囲で発生している。このような広域の補修方法としてメーカー提示の方法は妥当なのか?

ご指摘を頂けますと幸いです。
お手数ですがよろしくお願いいたします。
6件のコメントが投稿されています(1-6を表示)。
No.1  匿名 2015/08/29   
こちらは、コンクリート打設後、1時間後の写真です。
写真左下から、左上にかけて、「>」のような形で既に亀裂が入っています。
No.2  石神 昭二 2015/08/29   
 質問文に「・表面を見ただけの調査で、基礎耐圧盤部の下部分までの影響が把握できるのか。」とありますが、コンクリートの内部までの影響を考えるときに施工会社担当者は、今までの実績・経験によって回答を作成したと思われます。
 
 写真で見られる打ち継部の状態を見ると、継ぎ目がはっきり確認でき、じゃんか状に砂利が分離しております。この状況を鑑みると「コンクリ強度に著しい影響はない」という施工会社のコメントを受け入れるには、その根拠の提示を求めてはいかがでしょうか。設計監理者の名前による書面で受領する事をお勧めします。

 又、雨水が溜まっているから亀裂が底部まで達してないという判断をしておりますが、通常床版の下に防水シートを敷きますので、雨水が防水シートで遮られて水が浸透しない為に水溜りが出来た可能性が考えられます。

 立上り鉄筋の位置を打ち継箇所で施工した為に、鉄筋で生コンクリートを止める役割を果たしてしまったので鉄筋の周囲に隙間が出来た状態が見られます。従いまして質問者様の御指摘の通り鉄筋とコンクリートの密着度(付着力と呼びます)に問題があると考えます。
 
 改善策はコンクリートの隙間を塞ぐ事が必須ですから、補修方法をを考えると施工会社が提案した方法が適していると考えます。

 今回の継ぎ目の問題は分離した継ぎ目が一体の鉄筋コンクリート造床版と判断して良いか否かです。先にも記載しましたが、設計監理者の責任で判断する事柄ですので、監理者の名前で根拠と補修後の対応について書面で受領する事をお勧めします。併せて納得のいくまでの説明を要求して頂きたいと思います。


 
 
石神 昭二(一級建築士)
住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.3  匿名 2015/08/30   
石神様
迅速なご回答ありがとうございます。
ご指摘の箇所について、ハウスメーカー監理者に
確認したいと思います。
No.4  匿名 2015/10/04   
先日は丁寧なご回答をありがとうございました。
本件、実はまだ決着が付いておらず、お手数ですが改めてお知恵をお貸し下さい。

先日お伺いした時点でメーカーと協議していたのは、
「コールドジョイントによる亀裂が鉄筋立ち上がり真下に発生しており、そこに空隙がないか。また鉄筋立ち上がり部とコンクリートの付着力に問題ないか」
という事でした。

その後、ハウスメーカーよりシュミットハンマー検査の提案があり、実施しました。
ただ亀裂(打継ぎ)箇所の真上では正確な測定は出来ないとの事で、亀裂から10~20cm程、後打設側に離れた部分での測定となり、結果、設計強度は出ていました。
・メーカー側は、測定箇所はコンクリート先打設部と後打設部の交差部分であり、強度が出ているのでそこに空隙はなく、問題ないとの見解です。
・施主側は、測定部が本当に交差部分かは不明であり、かつ、シュミットハンマーではコンクリートと鉄筋立ち上がりの付着力の検査にはならないという見解です。

その後、メーカー側から、現状の耐圧盤コンクリートの上に、更にコンクリートを15cm打継ぎ、基礎自体を現在の45cmから60cmにする補修ではどうかという案が提示されました。
・打継ぎによる地盤への影響はない事は計算済み
・現在の耐圧盤コンクリートの上に、さらに平面、及び垂直(立ち上がり)への配筋追加を行い、そこにコンクリートを打継ぎする

との事です。

この補修対応の場合、
①強度や耐久性という点での懸念事項はありますでしょうか?
②補修の施工時の注意ポイントはありますでしょうか?
③現状では、施主負担してでも基礎工事をやり直した方がよいのではとも考えています。
 やり直しをした場合に比べて、この補修のメリットは考えられるでしょうか?
 メーカー側は、通常よりも基礎が丈夫になる、と言っています。確かにそのようにも思います。
 しかし、素人考えですが、このやり方はいわば水平方向に新たなコールドジョイントを作るようなものであり、施工が上手くいかないと、かえって新たな空隙を作ったりする心配もあるのではと懸念しています。

耐圧盤コンクリートの打設からは、現在で50日程度経過しています。
今の所、メーカーとの関係はそこまで悪くはなっていないと思っています。
(それなりの立場の方に説明していただきました)

ご面倒をお掛けしますが、上記3点、ご教授いただけますでしょうか。
よろしくお願い致します。
No.5  石神 昭二 2015/10/05   
 ①強度や耐久性という点での懸念事項はありますでしょうか?

 現状の床版と新設床版の間は御指摘の通り水平方向のコールドジョイントになりますが、現状の立上り鉄筋をそのまま使用するのであれば、相互が一体となりますので問題ないと考えます。
 
 基礎の重量が増す事による地盤強度への影響は計算により安全が確認されているのであれば問題ないと考えます。

 強度・耐久性の影響よりも、設備工事への影響について施工会社に確認して下さい。基礎を貫通する設備配管と地中埋設する配管の納まりに変更がおこる可能性が考えられます。
 
 その他に特に懸念事項はないと思われますが、確認申請に於いて建物の高さが増加しますので、法適合性についても確認して下さい。

 ②補修の施工時の注意ポイントはありますでしょうか?

 現状のコンクリート表面の砂等を除去する事を要望して下さい。
 
 新設基礎の鉄筋を施工するに当たり、現状の鉄筋を避けて配筋すると思われます。現状の立上り鉄筋と新設の鉄筋が干渉しますので、相互に悪影響を及ぼさない配慮で施工して頂きたいと考えます。

 ③現状では、施主負担してでも基礎工事をやり直した方がよいのではとも考えています。

 施工会社から提案された改善策を考えると、今回の不具合の対応としては真摯な回答であると考えられます。
 
 相談者様の気持ちがやり直した方が宜しいのであれば、再施工を申し入れて頂ければ良いと思います。




 
石神 昭二(一級建築士)
住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅購入相談、住宅診断・検査(ホームインスペクション)、内覧会同行を行っている。首都圏、静岡・愛知の一部を担当。
No.6  匿名 2015/10/06   
石神様
ご丁寧なご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。
頂いたご回答を参考に、メーカーと今後の対応を検討致します。


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