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住宅・不動産業界人の住宅購入アドバイス

急いでいる方に。こだわりのない家づくり


 消費税の増税に伴い、駆け込み的に住宅を購入しようという方が増えてきました。家づくりのことが全くわからない、でもなるべく早く家を建てたい、あなたの希望がそれだけならば、マイホームを手に入れることは難しくないかもしれません。

 不動産、あるいは住宅展示場に赴く前にしなければならないことは、まず予算の決定です。自分に貯金がいくらあり、いくらだせるのか。安定した収入はどれほどで、ローンを利用するならどの程度か。予算は現金としてあればあるだけ楽になります。全てをローンで建てるにしても、数百万程度は直ぐに払う必要があるので、0からのスタートとはいかないことだけ覚えておいてください。

 土地はあらかじめ所有していなくても構いません。というのも、手軽に新しく家を建てたいと考えるなら、住宅会社で土地を探してもらったほうが楽に進めることができるからです。土地の形には家を建てやすい形とそうでない形があり、場合によっては住宅会社の持っているプランどおりの家が建てられずに、余計な出費がかかってしまう可能性があります。

家の形にこだわりがなく、土地は住宅会社が提示した候補の中から選ぶのでもいいという方ならば、不動産探しをするよりも住宅公園を回ったほうが効率的な活動ができます。

 直ぐにひとつのハウスメーカーに頼んでしまうほうがスムーズに次の段階へ移ることができますが、少しでも自分の好みにあった家を建てたいと思う方は、ここで多くのハウスメーカーの様々なプランの紹介をうけ、詳しい資料に目を通したり、見積もりを比較してみたりするとよいでしょう。

 次からはもうどんどんと話が進んでしまうので、今の内にあちこちの営業マンに質問を重ね、情報を集めた上で決定することをおすすめします。

 依頼する住宅会社が決まったら、あとは担当の方の手順に従っていくだけになります。あなたの収入と貯金にあったローンも向こうから提案してくれますし、間取りも基本形のものをそのまま出してくるので説明を聞くだけになります。

 自分の意志が聞かれるのは、壁紙やタイルの色など些細なことばかりで、あとはお任せといった形になります。サインをしたりお金を振り込んだり、もっぱらその繰り返しで家づくりが進行していくことになるでしょう。

 このとき気をつけておかなければならないのは、口頭だけでやり取りするのではなく、文面を残しておくこと、追加料金が発生しないかどうか、見積もりどおりの金額でよいのかをしっかり確認しておくことの二つです。任せるのが一番楽な方法なのは変わりませんが、後に後悔しないためにも、最低限のことはしっかり管理しておいてください。

 本格的に着工に移ると、住宅会社の社員さんから現場監督の方へと説明役が引き継がれますが、ここでも確認と了承を主に行っていくことにはかわりありません。任せたままでも家はどんどんと形になっていきますが、時には作業の様子を見学に行ったり大工さんに差し入れを持っていったりすると、自分の家が建つという実感が持てるとともに、途中経過で気になることを直ぐ確認したりすることができます。早いところでは大体3ヶ月ほどで完成となるでしょうか。

 家づくりとは本来人生のうちの一大イベントですが、自分の希望がとくにないという方、あるいは後からこだわっていけばいいと考える方には、このように簡単に物事を運ぶことができます。

 建ってしまった家に、後からいろいろ注文をつけることはできません。このようなスピード重視の建て方をする際には、自己管理をしっかり行うことで、起こりうる問題を回避していきましょう。

【執筆者のご紹介】
○執筆者:
 めたせこいあ
○プロフィール:
 雑誌の住宅関連記事を担当していたフリーライターです。
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