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住宅の面積(延床面積、建物面積、施工床面積の違い)

住宅の面積

前回の「住宅の面積(敷地面積、建築面積)」に続いて、建物の面積に関する用語の解説と注意点です。

延床面積・建物面積

延床面積とは、建物の全ての階の床面積を合計したもので、地下の面積も含めます。3階建ての住宅であれば、1階・2階・3階の全ての床面積を合計して算出します。資料によっては、建物延床面積と表示していることもあります。

この延床面積のことを建物面積と表記することもよくありますが同じものです。前述の建築面積と混同することがあるようですが、異なるものですから注意しましょう。但し、建築面積と同じく、原則として軒やバルコニーなどは面積に含めません(条件による)。

一般的には延床面積と言えば、建築基準法で定められたものとして使用され、容積率や建蔽率を求める際は、この延床面積を使用します。

施工床面積

施工床面積とは、実際に施工される(建築される)面積の合計です。前述の延床面積では、条件次第で軒やバルコニー等が計算の対象外となりますが、そういったことに関係なく、全ての面積が施工床面積です。また、単に施工面積と表記されることもあります。

延床面積(建物面積)が建蔽率や容積率の算出に使用されるのに対して、施工床面積は建築費の単価計算に使用されます。たとえば、施工床面積が100平米で建築費が1800万円であれば、建築単価は18万円/平米です。

施工床面積について注意したい点は、延床面積(建物面積)と異なり軒やバルコニーも含まれるという点ですが、他にも吹き抜けもこの面積に含まれています。注文建築で家を建てるときには建物の坪単価を計算しますが、その計算式に延床面積を使用するか施工床面積を使用するかで単価が異なってきます。

前述の事例では、100平米(約30坪)の施工床面積としていますが、延床面積では90平米ということもあります(吹抜けやバルコニーが大きく影響する)。延床面積から単価を計算すると建築単価は20万円/平米となります。

わかりやすくするために少し極端な例を出しましたが、どの面積から建築単価を算出するかによって印象がかわるため、ハウスメーカーや建築会社は施工床面積を計算に使用することがあります。

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