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新築住宅の竣工検査(完成検査・施主検査)の目的と注意点

新築の完成検査・竣工検査の注意点

新築住宅の引渡し前には、竣工検査や完成検査、施主検査という言葉に接することがあるはずです。竣工検査とは、住宅が完成した時点で行う検査のことで、仕様書や図面通りに建築されているか、施工ミスがないかといったことをチェックする作業のことです。

竣工検査と完成検査は同じ意味です。施主検査とは、その住宅の施主(=建築主)が行う検査のことで、一般的には施主が行う竣工検査を指しているため、ほぼ同義で使用される言葉です。但し、建築の途中でも施主検査を行うことはあります。

竣工検査(完成検査)は、建築する会社(工務店やハウスメーカー)が行う場合もあれば、その住宅の建築を発注したものが行う場合もあります。

たとえば、不動産会社が発注した建売住宅の場合、その不動産会社が完成時に行う検査を竣工検査(完成検査)と言います。また、注文住宅を発注した個人の施主が行うものも竣工検査(完成検査)と言います。これらの場合は施主検査とも言います。

建売住宅を購入した人(買主)が引渡し前に行うものも竣工検査(完成検査)ということがあります。

少しややこしいでしょうか。いずれにしても、完成して引渡しを行う前に行う検査であるということです。

竣工検査(完成検査)を行う目的は、前述した通り、仕様書や図面通りに建築されているか、施工ミスがないかといったことをチェックするためです。

不動産会社に任せず自分で検査

売主である不動産会社や建築した工務店、ハウスメーカーが行うものは自社検査(社内検査)であり、その会社や担当者によっては、チェックが甘いことがあるため、建売住宅の買主や注文住宅の施主としては注意しなければなりません。

売り手、作り手だけのチェックに任せていては、十分に検査をしておらえていないことがあるからです。たとえば、補修するのに手間やコストがかかることを避けるため、本来ならば補修すべきことを補修せずに引き渡そうとするケースが後を絶ちません。

施工ミスなどがあることに気づきながら放置しようとするわけですから、悪意ある行為ですね。

また、売り手、作り手が竣工検査(完成検査)をまともにしていない事例もあります。特に、建売住宅や建築条件付き土地に建物を建築した場合によく見られる問題です。

建売住宅の売主である不動産会社が、建築のことをすべて工務店に丸投げしている場合が多いですが、そのような物件では売主による適切な竣工検査(完成検査)はほとんど期待できません。下請けの工務店が丁寧に仕事をしてくれていればよいですが、建築の途中や完成時に売主が検査しない建設現場では、下請けが手を抜く(気を緩める)ことがしばしば見られます。

結論としては、建売住宅の買主や注文建築の施主は、売主や建築会社の竣工検査(完成検査)に過度な期待はせず、自分たちで引渡し前の検査を行うようにしなければならないということです。建築の専門知識が不足することから、第三者の住宅検査を利用するのも賢い選択です。

執筆者:専門家

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