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住宅ローンの金利タイプ別利用実態

住宅ローンの金利タイプ別利用実態

住宅ローンを組む際に固定金利型がいいのか変動型がいいのか、金利タイプを悩む方が非常に多いです。

周りはどの金利タイプを選択しているのかが気になると思いますので、今回は住宅金融支援機構の「2015年度第3回民間住宅ローン利用者の実態調査」を取り上げ、年齢別や世帯年収別の調査結果もご紹介します。金利タイプ選択の参考になるのではないでしょうか?

全体

全体では、変動型が38.7%、全期間固定型が36.0%、固定期間選択型が25.3%という結果になっており、僅差ですが変動で組む方が一番多いです。

固定期間選択型の内訳では、金融機関が一番力を入れている10年固定型が9.6%と圧倒的に利用者が多いです。また、前回調査(2015年度第2回)と比較すると全期間固定型が6.2%増加し、変動型が4.5%減少しており、超低金利の間に全期固定型で安心を買いたいという考えかもしれません。

年齢別の金利タイプの選択

年齢別で見てみると特徴が顕著に表れています。若い世代ほど全期間固定型を選択する割合が高く、年齢を重ねるほど変動型を選択する割合が高くなっています。年齢を重ねると住宅ローンを組める期間が必然的に短くなりますし、頭金の準備が進んでいる可能性が高いことも影響しているのかもしれません。また、若い世代ほどバブルを知らず将来不安から保守的に考える方が多いのかもしれません。

年齢別の金利タイプの選択

世帯年収別の金利タイプの選択

次に世帯年収別で見てみると、年齢別のような明確な特徴は表れていません。変動型を選択する割合が高いのは1,000万円以上の層と401~600万円の層、全期間固定型を選択する割合が高いのは400万円以下の層と、801万円~1,500万円の層となっています。
また、固定期間選択型は変動型と全期間固定型の折衷案のような性格ですが、601~800万円の層が選択する割合が高いです。ただ、固定期間選択型は全期間固定型と変動型のメリットとデメリットの両方を兼ね備えていることを頭に入れておく必要があるでしょう。

世帯年収別の金利タイプの選択

将来計画を立てる

今回は住宅ローン利用者の実態調査をご紹介しましたが、実際にどの金利タイプを選択するのがいいかは、それぞれの将来計画によって異なってきます。例えば、年代や世帯年収が全く同じだったとしても、子どもが3人欲しいご夫婦と子どもを望まないご夫婦だと当然金利タイプの選択は変わってきます。

今回のデータはあくまでも参考程度の位置づけで確認し、実際に金利タイプを考える際は、住宅ローンのことだけではなく将来計画をきっちり立てた上で検討することをお勧めします。

<執筆者>
・執筆者:長谷剛史
・所属会社:長谷ファイナンシャルプランナー事務所
・主な資格:ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)、住宅ローンアドバイザー

<執筆者のプロフィール>
住まい・資産運用・保険3つの分野に強いファイナンシャルプランナー。ライフプランを中心とした総合的な観点からアドバイスを行う。

長谷ファイナンシャルプランナー事務所

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