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新築住宅・リフォーム工事の見積りの基礎と注意点

住宅の新築とリフォーム工事の見積りの裏事情(その他)

 新築やリフォームの工事を発注する人(施主)が、建築会社の立場や事情を理解しておくことで、不要なトラブルを減らし、ストレスを抱えずに済むことも多いです。

新築住宅とリフォームの見積書(その他)

建築会社による見積り作成の苦労を理解する

 新築やリフォーム工事の見積書を作成し提示する側から見れば、見積書の作成というのはなかなか難しいものです。提示した見積りを見てから、施主が工事内容の変更を希望するなどして、調整していき、最終的に契約する金額が固まるわけですが、その過程で建築会社が困ることもよくあります。

 わかりやすくするために、シンプルな内装リフォーム工事を例えにします。2室の洋室の壁クロスの張替え工事の見積りを依頼されたとします。建築会社としてはきちんと価格の詳細を表示しようと心がけて、クロスを張り替える面積と1平米あたりの単価を表示し、合計金額を出したとします。

 その見積書を見た施主が、予算オーバーだからと考えて1室のみを発注するので、1室分の面積で再見積もりを出してほしいと要望すると、どうなるでしょうか。

 壁クロスの商品代は、多少、高級なものを指定したとしても大した金額ではありません。それよりも、人工代(職人の人件費)の方がはるかに高いのです。2室のところが1室になったからといって、作業時間は単純に半分にはなりませんので、面積が半分になったからといって価格を半分にすることはできないのです。

 しかし、施主としては、単価が出ているのだから、面積×単価で計算して見積りしてほしいということになるのです。

 見積りを作成する側としては、経験からこうなる可能性があるとわかっているため、作成するときに困っているのです。本来ならば、最初に見積りを提示する段階で、施工面積などの条件変更があれば、単価が変わるということをしっかり説明しておくべきでしょう。特に、面積が減れば単価が高くなることは強調しておいた方が互いのためです。

リフォーム工事はまとめて依頼する

 これと少し関係する話としては、リフォーム工事を何度にもわけず、まとめて発注する方が安くなるというものがあります。たとえば、外壁の塗り替えをするときに、屋根の葺き替え工事も一緒に依頼するというものです。

 外壁を塗装するためには、足場を設置しなければなりませんが、この費用が馬鹿になりません。外壁の塗装工事をした2年後に屋根の葺き替え工事をする人もいますが、2度も同じような足場代を負担してしまっています。

 リフォームをするときには、今すぐの工事のことだけではなく、もう少し長いスパンで必要な工事を考慮し、計画的に実行することで全体のコストを抑えることもできます。





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